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自転車でユーラシア大陸を横断しながら発見した面白いモノや色んな出来事等を紹介しちゃいます。


by kurotchi
イスラム教の重要な儀式のひとつであるラマザン(断食)。

日の出から日の入りまで、食べ物はもちろん水さえも飲んではいけないという厳しいルールがある。熱心な方は唾すら飲み込まないとか・・・。


10月5日、イスタンブール到着前日からラマザンが始まった。その日テントを張らせてもらったガソリンスタンドのお兄さんが、早朝4時半頃に「ラマザン前の朝飯の時間だぞ」と有難く(?)起こしてくれ、無事に日の出前に朝食を済ませる事ができた。

そしてラマザンへ突入。

郷に入れば郷に従えって事で「いっちょうやってみるか」とトライしてみたが、やっぱ体を動かすチャリダーには無理だよね。(特に水を飲めないのは) あえなく3時間でギブアップ・・・。笑いたいなら笑えぃ!

イスタン直前でラマザンに入ったのは助かった。これがイスラム色の強い東側だったらホント辛かっただろう。


イスタンブールではラマザン期間中、旅行者の間で俗に『ラマザン弁当』などと呼ばれている配給がある。そこそこ量があってしかも無料!!同じ宿に泊まっている他の旅行者と「今日はあそこのを食べよう」などと毎日大盛り上がり。みんな、1日の予定は18時半頃の配給の時間に合わせ行動する始末。(笑)


気になるメニューは、パン、スープ、煮込み系の物、ピラフ、デザートとかなり豪華。ムスリムでもなんでもないボク等に対しても嫌な顔せずに配ってくれる寛大なお心に感動しちゃう。
もっとも、ボクらがもらう事で本当のムスリムの人がもらえなくなるのは心苦しいのですが・・・。


ブルーモスクことスルタンアフメットジャミィ周辺はラマザン期間中はたくさんの屋台が出てお祭りのような賑わい。


みなさん、イスタンブールに来るならラマザン中は外せませんよ。(笑)
# by kurotchi | 2005-10-15 22:12 | 旅の話

盲目のサイクリスト

今日はトルコで会ったサイクリストの紹介をします。

先日の『写真です』の回ですでに載せてしまっているのですが、写真に写ってる彼らはドイツからシンガポールを目指して走るサイクリスト達です。


http://www.globetreter.de
(↑彼らのHP。彼らが今回の旅で初めて会った記念すべきサイクリストという事でちゃっかりボクも写ってます。)


写真一番右の車両の前の席に乗っている方は糖尿病で目が不自由です。
そんな彼をみんなでサポートして走ろうというのが彼らの旅です。
目が不自由な状態では景色を楽しむことができません。それは辛いだけじゃないかと最初思いましたが、彼らのHPの写真を見て、彼が視覚以外の感覚を使い存分に旅を楽しんでいる様子が伝わり感動しました。
是非とも皆さんにも見ていただければと思います。


ドイツ語・英語・フランス語・スペイン語ができる方は記事も読んでみてください。
そしてボクに訳してください・・・。(笑)


ちなみに気になる彼らの機材ですが、一番左の方はサポート用に大きなバックパックを背負いながら走ってます。真ん中のノーマルタンデム車と右のリカンベントになっている異色タンデム車の両方を用意し、視覚障害者の方が2つのポジションを選んで走れるようになっています。


自転車旅行中の身だと、見てる以上に大変さが伝わります。
# by kurotchi | 2005-10-15 21:51 | 旅の話

写真です

以前書いた『アリ・コダダディ』『ボクのアルカダッシュ』に写真を追加しました。気が向いたら写真を見ながら読み返してみてください。

さて、デジカメを持ってないボクが何故写真を掲載できるのか?実はカイセリという街でデキる写真屋さんに当たったからです。料金安い、質高い、おまけにCDへの焼付けもサービスでやってくれる!夢のような写真屋さんでした。



写真です_e0006419_2292922.jpg

↑イランのカスピ海沿岸からタブリーズへ向かう山道の途中にあった蜂蜜屋さん。蜂蜜とチャイをご馳走になった。今まで食べた中で1番美味しい蜂蜜だった。


写真です_e0006419_22122475.jpg

↑先日まいこんさんが書き込みをしてくれてたコメントはこの写真の事。男前でしょ?実物はもっともっと男前だぞ。ちなみに、自分で言うのもなんですが、パスポート写真はどっからみてもジャニーズ系。機会があったら見せます。


写真です_e0006419_22214399.jpg

↑ある日のトルコでの休憩。近所の子供たちが集まってきて一緒に撮影した。みんな笑顔が素晴らしい。


写真です_e0006419_2224044.jpg

↑ある日の安宿。汚いでしょ。(笑) ボク、いっつもこうなんです・・・。ちなみにここはエルズルム。3人部屋を1人で使わせてもらい料金は5YTL(¥400)/night。7YTLをディスカウントしました。


写真です_e0006419_22294891.jpg

↑トルコの学校のみんな。みんな元気。ほぼ全員から「ワッチュア ネーム? マイ ネーム イズ ○×」いわれた。


写真です_e0006419_22361118.jpg

↑たそがれてみました。


写真です_e0006419_2238813.jpg

↑ドイツからシンガポールを目指して走行中のドイツ人サイクリスト。一番右の自転車の前に座ってる方は目が不自由です。そんな彼を3人でサポートして走っているキャラバン隊。自分一人でさえ大変なのに、人のために走るサイクリスト達。素直に尊敬しました。
http://www.globetreter.net/


写真です_e0006419_22464388.jpg

↑トリはトルコ美人で締めましょうか。みんなスタイル抜群で、カワイイ&綺麗です。度肝を抜かれました。ちなみに、一番左の子は目下日本語勉強中。あ、みんな大学生です。
# by kurotchi | 2005-10-14 22:18 | 旅の話

ボクのアルカダシュ

トルコで吠えてくる犬はとにかくデカイ

止まれば追ってこないとわかっていながらも、あの大きさにはさすがに怯む。
体重、オレよりあるんじゃないのかなぁ?

「くっそー、このバカ犬がっ!」
って犬にしょっちゅう罵声を浴びせてます。


ある日出会った犬はそれまでの犬とはちょっと違った。

ある長い坂道。出来上がったばかりのアスファルトはまだ固まっておらず、とてもじゃないけど乗れないと、押して上っていた。どこからともなく、1匹の犬がヒョコヒョコとついて来た。乾いていないアスファルトに足の裏を真っ黒にさせながら。

「うい奴じゃ」

すぐいなくなるかと思ったら結局峠の頂上までついて来た。このかわいいアルカダシュ(←トルコ語で『友達』)のお陰で辛いはずの坂もさほど辛く感じなかった。

お礼の意味を込めて彼には『チャイ』って名前を付けてあげた。

しかし、頂上を過ぎるとあとは下り。スピードに乗れば乗るほどチャイとの距離は離れていく。連れて行けないのは最初っからわかっていたのに、まさかこんな短時間で情が移るとは思ってもみなかった。

「すまん、チャイ。オレは行かなくちゃならない!」
そう言って、坂を下るスピードを上げた。

今でもチャイを飲むと、足の裏を真っ黒にさせてついてきたチャイのけなげな姿を思い出す。
ボクのアルカダシュ_e0006419_23393955.jpg

# by kurotchi | 2005-10-01 22:15 | 旅の話

意外だった事

トルコという国。
中央アジアを走っていた時、トルコ資本のスーパーマーケット、建設会社、ホテル等が活躍しているのを目の当たりにしており、まだ見ぬトルコに「すごく先進的な国なんだろうなぁ」なんてイメージを持っていた。
たしかに、中央アジア諸国やイランから来ると、街の規模や雰囲気は今までと違った感じがし、発展した国に来たなぁという実感はあった。


が、しかし・・・。
すごく意外で予想外だったことが。

それは道路

EUに組したいという言ってるくらいだから、バッチリ舗装された快適な道路が整備されていると期待していたが、走ってみるとボッコボコのガッタガタ

「新しく舗装しました」
って道路も
「え??」
って疑いたくなるような出来映えの所が多い。

「おいおい、道の作り方知らねぇんじゃねーの?」
ってブツブツ言いながら毎日走ってる・・・。


ちなみに、これをいうとみんな驚くんだけど、お隣イランは道が良い!そんなイランから入ったから余計そう感じるのかも。


走ってる車やトラックは日本やヨーロッパの高性能車が多いから、道は悪いけど、車の性能でカバーしてるって感じなのかな。バスで旅している人たち、だまされちゃいけませんよ(笑)
# by kurotchi | 2005-10-01 22:02 | 旅の話